クラウドサービスを用いて導入する際のデメリット

自社に合わないリスクがある

マーケティングオートメーションではオンプレミス型よりもクラウドサービスが好まれる傾向がありますが、大きなデメリットもあるので留意した上で導入を検討しましょう。クラウドサービスのマーケティングオートメーションのデメリットとして最も大きいのは、自社に合わないリスクがあることです。オンプレミス型の場合にはカスタマイズ性が高いので、自社の方針やターゲット層、既存顧客の状況などに応じて最適化されたシステムを導入できます。しかし、クラウドサービスの場合には一般的に求められている機能が実装されているだけなので、自社に最適とは言えないのが普通です。使い勝手が良いとは言えないシステムを使いこなす必要が生じやすいでしょう。

長期的なコストが高い

マーケティングオートメーションのシステム利用料について考えてもクラウドサービスにはデメリットがあります。クラウドサービスは初期費用が安くて済むのがメリットで、長期的にも自社サーバーの運用管理やメンテナンスの必要はないのが魅力です。しかし、クラウドサービスの場合にはその分のコストを業者に毎月支払わなければなりません。業者は利益を得なければならないので、長期的に見ると自社サーバーでオンプレミス型のマーケティングオートメーションシステムを使うよりも費用負担が大きくなるでしょう。使いづらいシステムをうまく活用している際には業務コストも高くなるリスクがあるため、長期的に見たときの費用対効果が低くなりがちです。